2023.07.16
第591回風土記の丘教室 「環頭柄頭に用いられた青銅原材料〜出雲出土資料の銅鉛原材料産出地を探る〜」 動画配信のお知らせ
古墳時代後期後半代に盛行する環頭大刀柄頭は、
輸入品から国内生産へ転じてゆくとされ、
製作技法や生産工房の実態把握に及んでいるが、
用いられた青銅原材料の産出地との対応関係や変化については
これまであまり論じられてこなかった。
そもそも、古墳時代後期後半代は、前半代に比べると国産と思しき青銅製品、
金銅製品の出土量が著しく増加しており、
それらが古墳の副葬品で画一的製品であることを勘案すると、
その原材料の調達がどのようになされたかは、この時期の生産、流通システムとともに
それを維持しようとした政権や社会の在り方を探る手立てとなる。
本発表では、出雲出土資料の理化学的分析の成果を交えて、これらの問題を紐解いてゆく。
公開終了日 未定
PDF資料をダウンロードのうえ、ご覧ください。